2013年01月16日

軍師官兵衛感想。第1回「軍師の門城盗り」

竹中半兵衛の物語からスタートする。
有名な稲葉山城の奪取である。

黒田官兵衛の物語なのに、いきなり半兵衛とは驚きであるが、
半生を描くのには、こうした初期における戦国時代の有名なエピソードが必要なため、
半兵衛の半生を描くのであろう。

しかし、後でわかるが、これも意外であるが、官兵衛が憧れを抱く人物として
竹中半兵衛を選ぶ物語になるため、こうした伏線がある。

少し話しはズレるが、21歳で稲葉山城を奪取した手腕は、
やはり逸材レベルであろう。
戦国時代という特殊な時代であってもすごい。


さて、小寺官兵衛の青年時代からスタートする。
女郎場面からスタートし、初めて女性を知った経験から、スタートするとのは古典的であるけど、
こうした場面転換は仕方が無い。

ここでは女郎との会話から見える青年官兵衛の息づかいを知るのが一番の場面。
どのような性格なのかを知るためであり、どんな事を感じているかを知る。
その意味では、古典的な部分であるが、読むうちに投入されていくので良い。

小寺官兵衛時代のエピソードは無いから、基本は想像の範囲内である。
だから、楽しみながら読むことが必要であろう。


さて、竹中半兵衛に合いに美濃まで行くのだが、実際には会えず。
しかし、物語の流れとして、当時の木下藤吉郎を助ける場面がある。
まぁ、小説だから偶然を絵に描いた部分だけど、仕方が無い。

これで、
・竹中半兵衛
・羽柴秀吉
・黒田官兵衛
の3人が第1回目で揃う。

物語のスタートが、この3人を中心に展開するのがわかる。

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Posted by 黒田官兵衛考高 at 06:32 │1月