2014年01月20日

軍師官兵衛。第3回感想「命の使い道」

戦国ものは非常に「ハードルが高く」なります。
今回の軍師官兵衛は、この路線で言えば「失敗作」であります。





テレビ局が製作しているドラマ
NHKが製作している大河ドラマではなく、民放が製作している戦国ドラマです。
良い意味でも、悪い意味でも、NHK大河ドラマファンは離れるでしょう。
逆に、ライトなユーザーなら、この展開もOKなはずです。

全体的にゲームの中で出てくるような「内容がない」ようなシーンが非常に多く、
「戦国オタク」にとっては、あまりにも「軽はずみ」な映像と内容です。

人の表裏や悩み・憎しみなど、幼稚園用としか見えない演出です。

これは役者が悪いというのではなく、大河ドラマ「江」と同じ路線で、
軽く仕上げた戦国絵巻をメインにしているからです。

私個人としては、見るに耐えない場面ばかりです。





江口さんの織田信長が足を引っ張る
3回目を通して、織田家のシーンは、全体的に大きく足を引っ張っています。
このシーンがあるおかげで、全体像をつかめますが、非常に「中身が無い」シーンが多く、
戦国時代を知らない人も、戦国時代をよく知っている人も、両方とも「いらない」シーンです。

誰をターゲットにしているかで、必要・不必要となりますが、今回の軍師官兵衛については、
このターゲット層があやふやであり、全方位をターゲットとしているのですが、それが
全ての方向で手薄になっている感じさえします。

特にその象徴が江口さんの織田信長であり、その下の竹中直人さんです。
全体的には良いですが、細部がダメなので、評価がダメになっています。

両名とも有名人であるため、本来ベースなら、この2人は「全くの色がない新人」が良かったです。
色が無い分、オリジナル度が高まりますからね。






見せ場のシーンがゼロ
すでに3回目にして「飽きています」
この3回で「凄い」とか「感動」したとか。
こうした感想を述べる人がいるなら、ある意味、うらやましいです。
もう、見る気がしないというのが感想であり、岡田さんの責任ではなく、
どちらかと言えば、演出や脚本の方が比重が高いでしょう。


もともと、島津家から、黒田官兵衛に無理やり「鞍替え」したのですから、
内容が無いのは仕方が無いのですが、それでも、戦国モノですから、
ある程度は、内容を良くしてもらいたいです。

Posted by 黒田官兵衛考高 at 11:18 │1月