2014年06月01日

大河ドラマ「真田太平記」を見て感想

軍師官兵衛がダメで良かった。
もし、良かったら大河ドラマを全巻見ようという「動機」がなかった。

たまたま、独眼竜政宗が再放送されて、その比較をする人がいてよかった。
この関係で、戦国時代の大河ドラマの名作をDVDで見ている。

「戦国時代なんて飽きたよ」
そう!自分も思っていたけど、引き込まれるため違っていた。
・大河ドラマ独眼竜政宗
・大河ドラマ徳川家康
そして、大河ドラマ真田太平記。
良い大河ドラマを選んでいるから「あたり」なんだけどね。




主人公岡田准一がダメな理由

もともとの「元」がダメ。
この三作品を見て、大河ドラマにおける戦国武将の主役がどんなものか。
つくづく考える。

今回の問題は、無理に黒田官兵衛を作りたくないのに、作ってしまったこと。
そして、中村プロデューサー自体の役者を見る目の無さなど、
スタート時点からダメでした
という点が一番であろう。

仮に、タイムマシーンで中村プロデューサーが真田太平記のプロデューサーをやれば、まったく問題なくできる
器量と能力は十分であるであろう。
このため、岡田准一がダメとか、中村プロデューサーがダメとか、そういう問題ではなく、
「天の時」
がもともとなく、それがないため、すべてがダメな部分としてなっている感じが、比較するとある。





役者がそのままの人へ

丹波哲郎の真田昌幸。
渡瀬恒彦の真田信之。
草刈正雄の真田幸村。
この3人ですが、無理に演じなくてもそのままの役。
つまり、我々が見るこの3人の役者は、もしかしたら戦国時代そのものの人を見ている気がする錯覚そのもの

だから、1話目から、子供時代などなく、そのまんまです。
1話から45話までまったく無理がない。
川の流れが上から下へと続くように、自然なんだ。

その他、大勢の役者陣も、ほぼ無理がないメンバーがそろい、その都度の花は咲かせている。

未だに岡田准一が黒田官兵衛にまったく見えないのとは天地の差である。

この感想が、役者の演技や存在感について書いているのは、やっぱりこうした要素がとっても大事であり、
プロデューサーが役者を配置する時の「センス」や「勘」がとっても大切な気がする。

大河ドラマ「真田太平記」を見て感想



Posted by 黒田官兵衛考高 at 12:42 │6月