2014年03月04日

観光客がどっと混む?軍師官兵衛の現状

今の時期になると、大河ドラマ効果で、あちこちの観光名所において、
「今年は大河ドラマで大勢の人が来ているね」
という話題があるのですが、全く聞こえてきません。

こちらが関東地区なので、実際には関西や中国・四国・九州地方では、
軍師官兵衛にまつわるバスツアーとかわんさかあるのでしょうか。





地方自治体にとって宝の山ですが

昨年の八重の桜では、会津若松市は、空前の観光客でわんさかとなりました。
後半の京都では、まったくの不発でしたが、ド田舎である会津若松市にとっては、一生分の観光客が来たでしょう。

その意味では、地方自治体にとって、大河ドラマ効果はすさまじいものであり、
その報道が、更に人を呼び込む「正の循環」があるのですが、不思議と姫路市などではあまり声が上がりません。

姫路市以外でも、中津市や福岡市などが該当していますが、その報道も少ないです。
どうしてここまでダメなんでしょうか。






なまりが無いよね

今回、ド田舎であると、ある法則があり、その法則が都会からすれば、雰囲気を出しています。
それは方言です。

前回の八重の桜では、会津なまりがひどく、
「こいつら日本語なのか」
と思うほど、意味不明でしたが、それが会津の雰囲気を出していて、
「ああ!一度ド田舎の福島に行ってみようか」
となります。それが旅行と言うものです。

今回、軍師官兵衛を聞くと、こうした「方言」がありません。
このため、現代劇をみているような錯覚に陥り、地方感がまったく無い感じへと進んでいます。


また、岡田さんが好青年であるため、更に「都会臭」を撒き散らしているので、
見ていて、
「ああ!姫路に行こうかなぁ」
とかならないのです。







準備不足がひびいた感じですね

何度か書いているのですが、もともと2014年の大河ドラマは「島津家」で決定していたのですが、
民主党の政策で、中国や韓国に配慮するため、補欠として、黒田官兵衛に決定した経緯があります。

このため、決定での盛り上がりに欠けるし、おまけで決まったから気合が入らないし、役者やプロデューサーは
乗り気でないし、予算は少ないし、制作の工程は後出しだし、何もかもが後手です。

こうした状況は地方自治体でも同じであったと想像できる。
だからこそ、全体的に盛り上がりに欠け、しかも「迫力がない観光」へと流れになっています。

本来なら、本編が始まれば盛り上がるのですが、本編が「駄作」ですので、さらに盛り下げる事に貢献している状況です。

Posted by 黒田官兵衛考高 at 14:45 │3月