2013年02月05日

軍師官兵衛感想。第8回「美濃柿」

秀吉が上杉家の攻撃で戦う柴田家の北陸へ応援に行く。
秀吉にとっても、官兵衛にとっても苦しい。

こうした中、軍師の半兵衛が一案。
それも命がけである。戦線離脱である。
手取り川の合戦である。

そして、官兵衛にも干し柿を送り、謎かけをする。
そして、それが何の意味も無いことを半兵衛から聞かされる。

こうした状況を打破するために、播磨に乗り込んできた半兵衛。
命がけの大博打のため、尼子家と息子を人質として差し出す事を申し出る。

松寿丸を安土へ人質に差し出す事へ本人から聞いた半兵衛。
涙を浮かべ感謝をする姿に、官兵衛の鬼神のような軍師の中に情があることを知る。
そして、半兵衛が「友」として兵を語り合う者として認められる。

信長の秀吉での対面が実現。
この中で、もし秀吉が誅される場合は、ともに死をしてかばう覚悟。
こうした面も軍師としてのイメージを変えていく。

そして、人質になった松寿丸を半兵衛が養う。
この点も友への情からである。

しかし、半兵衛の体はむなしく衰弱する。
こした死生観が半兵衛の中にあり、軍師としての冴えを一層のものとしている。




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Posted by 黒田官兵衛考高 at 04:03 │2月