2013年02月01日

軍師官兵衛感想。第4回「浅井攻め」

こちらの第4回目は竹中半兵衛の独り舞台です。
ただし、上司である木下藤吉郎の秀吉がいることで、軍師とは何であるのか問いと、
軍師に求められる能力と性格について、半兵衛から見た軍師の役割を深く書いています。

特に調略における軍師の義の心について、何度がこれからも出てきますが、
官兵衛のようなアクがある人ではなく、半衛衛がする事で、結果的に将来の官兵衛の
義の心をここで投影している感じです。

ともかく、秀吉の下での半兵衛の役割の重要性について、姉川の戦いなども事例に出して
戦奉行や戦軍師としての役割を書いています。

更に面白いのが、善政を説く軍師の役割。
城主としての秀吉も十分に承知しているのですが、軍師の一言が、善政の1歩となっているのが面白い。

調略は浅井攻めの磯野員昌でもみれら、義によっての会話などが軍師の中で重要度が高いのがわかる。
それは下克上の世の中において、誰を信用していいのかわからない。
そんな中で軍師の信用度について語っている。


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Posted by 黒田官兵衛考高 at 04:13 │2月