2014年04月11日

ドラマのセットにみる金権体質と努力

テレビドラマが好きな人がいるけど、基本的にみていない。
半沢直樹というのも見ていない。見ているのは大河ドラマのみですね。

このため、一般的な「好きな役者さん」というのが、ミーハーレベルがなく、岡田准一という「ブランド」も
私にはまったく関係ない。また、その他の部分についても同等です。

その点、自分の意見が唯我独尊で気持ち悪いのですが、単なる感想よりはいいので書いています。
今回も同じように「自分視点」で感想を。




美術のセットが豪華すぎてダメな感じがいい


美術の世界というのがトップページにあります。第6回目になっています。コンテンツとしては良いのですが、視聴者のレベルが「岡田ファン」のため、誰も見向きもしない感じがして、素晴らしい「捨てコンテンツ」になっている。

ドラマの中では音楽と同等の付加価値を持つ美術セット。その総指揮者がメタボの山内さんです。

ドラマのセットにみる金権体質と努力

見た感じ、「小汚い美術集団」という感じがして、好感が非常に持てます。
本来ならオシャレに着飾った感じにしますが、
俺!現場だから
という感じがして、周りのスタッフのレベルの質が見えています。

個人的には大好きな黒沢監督といつも比較しながら、すべてのドラマのセットを比較したり、制作スタッフを見ているのですが、顔つきとかは雰囲気とかは合格レベルのような感じがします。

毎回、戦国のセットを遠目から見ていて、
「豪華すぎる」
と思い、その無駄な努力に、少なからず関心がありました。
そのダメさが素晴らしく、
俺!作ったよ
という感じがして、見る人が「頑張ったね」という感じがします。




江口信長が駄目にする美術セット

今回、役者の演技の力量や、演出家の指導・育成や、プロデューサーの配置ミスなど、
美術セットの良さを上手く活用できていない感じある。

ドラマのセットにみる金権体質と努力

特に全体的に言われる、
「織田信長パートいらねぇ」
という声があり、それが山内さんがセットした織田信長のセットがいらねぇ となっている可能性とリンクしているところです。

今回のネタ記事の胆はこの点であり、せっかくの貴重なセットが、役者のダメさで、もろくもダメになる可能性があるからです。
だからこそ、プロデューサー・演出家・脚本家・美術・音楽などが「チーム」として機能していないとダメなのですが、
中村プロデューサーでは、その個々の才能を十分に活用するこがイマイチなのでしょう。

軍師官兵衛の全体を通して、確かに江口信長パートは不要であり、岡田官兵衛にクローズアップした脚本の方が良いし、
江口信長では変態的な信長像を演じるには不足である。
山内さんとしては、せっかく「創造したセット」の価値が3分の1・4分の1になっているのが悲しい限りである

Posted by 黒田官兵衛考高 at 06:32 │4月