2014年11月23日

堕ち行く巨星。第44回軍師官兵衛感想

岡田如水も、声さえ除けばそれなりに面白いと思う。
あとは、脇役がそれなりに頑張れば良い感じになるでしょう。



石田三成と淀姫のミスキャスト
これは誰でもわかるのですが、やっぱりダメでした。
三成役の田中さんと、淀姫役の二階堂さん。
両方とも「オーラ無し」という感じで、せっかくの重要役なのに、肝心の部分でミスを連発している。

これは演出家のミスであり、脚本家ではない。
もちろん、二階堂さんの演技力の無さはありますが、それでも、演出家の力量でそれなりに高いレベルまで押し上げることは可能です。

こうした点からも、本来なら現場で、三成・淀姫の悪さを指摘し、改善しなければいけないのですが、こうした点をできないのが、今の官兵衛スタッフの弱さかと思います。





竹中秀吉の強さと弱さ

竹中さんの秀吉は、2回目もあり、本当にすごいです。まるで秀吉が現代に生まれ変わったと思えるほどの中身です。
変貌さや凶変さもうまく、彼個人の演技力に大きく依存しています。

このため、逆に竹中秀吉の弱さも露呈している感じで、「ああ!つまらない」と本音が出ます。
これは新鮮さが足りないのが原因であり、その原因を創り上げる竹中さんの優秀さと連動しているのが痛いです。




Posted by 黒田官兵衛考高 at 11:50 │11月