2014年03月13日

江口信長が駄目な理由とは

織田信長ファンなので、大河ドラマなどで、織田信長がどんな感じでの
役回りなのか見ています。今回は江口洋介さんですが、評判が悪いです。




イケテル信長と勘違いしている現場

まず、一番思い出深いのが、NHK大河ドラマで信長を主人公にした、
緒方直人さんの信長です。



良い評判もなく、悪い評判もなく、終わりましたが、緒方さんが後から聞いた感想は
非常に良かったです。それは、

自分が役不足であるのがわかっていたので、現場では一言も会話をしないで威厳を保つ努力をしていた

という点です。

これは的場浩司さとの話なのですが、緒方さん程度では、織田信長を演じる「器ではない」といのが自分でもわかっていたようで、
そのため、役作りのために、ともかく「自分を追い込む」という作業を年間を通してしていたようです。

こうした内からくる迫力があるです。
しかし、今回の江口信長は、こうした緊迫感がゼロなのです。

当然、江口さんも同じ事をしているのですが、現場の演出家と脚本家が「お花ばたけ」なので、一気に崩壊しています。
理由も理屈もわかるのですが、凄まじい感じがします。
大河ドラマでなければ許されるレベルなんですけどね。

全体的に低予算・準備不足なのは初期の状態でわかります。
特に平成26年度の大河ドラマは、民主党政権の「遺物」であり、その過程において、NHK内部でのドタバタ劇があったため、
現場は大混乱。

結局は民主党政権は崩壊し、残された平成26年度大河ドラマチームは、後処理と制作の同時並行でズタズタ状態。

こうした事から、現在の10回目に至る経緯を見ると、

元民主党政権に対するあてつけ

みたいな感じで、織田信長をメインとして、ご立腹状態であった点を、すかして見せている感じも理解できますが、
それでも近年に見るダメさです。

後、濃姫役の内田有紀さんが、ダメであると直感したのですが、やっぱり当たっていましたね。
見た感じ、可愛すぎた感じで、単なるファンのコスプレみたいでした。






影武者の織田信長が最高
黒沢監督の影武者。
その中で織田信長役の方がいるのですが、これが一番最高です。



やっぱり、人・もの・金が絶対に必要であり、映像化した時に、そのこだわりが出てきます。
当たり前ですが、仕方がありません。

江口信長を安易に決めた事はありませんが、問題はやっぱり「演出家」と「脚本家」であり、
現場を仕切る監督不在の思想なんでしょうね。

器が小さい現場監督が、そのまま、今回の江口信長の「器の小ささ」に、非常に直結しているように思います。


Posted by 黒田官兵衛考高 at 06:27 │3月